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他人の中で腹落ちした結果としての言葉を是非読みたい

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こんにちは!DAC(id:dacs)です。

今回は言及と言ってよいのかどうか微妙なのですが、刺激を受けたという意味では言及です。

刺激を受けた文章

orangestar.hatenadiary.jp

タイトル通りの内容です。「何かしらの作品を評価する際に、売上数、SNS、ブックマーク数、まとめサイト、2CHなどにある他人の評価だけで判断するな。自分の感性、自分の中で消化した結果としての言葉で語れ」といった趣旨です。

わざわざ「だけで」を強調したのはこの点言葉足らずかなと自分が感じたため勝手に追加しました。というのもエントリ末あたりにこう書かれています。

じゃあ、まあ、他人の頭の中で展開された、その物語が面白い面白くないっていうのを聞くのは、無駄なのか、どうでもいいことなのかっていうとそういうことはない。 面白い!(または許せない!)という感想というのは、その人の人生の重要な価値観や、その人の人生や世界の見方に化学反応して生じている。だから、そういう感想というのは、自分とは別の価値観の人の視点、世界観を知ることができるし、自分の知らない知識や世界を知ることができる。だから、そういう、他人の、自分の知らない価値観から生まれた作品の感想っていうものは、とても面白いし、是非読みたいって思う。

傑作かどうかを周りの評価で判断する愚かしさ - orangestarの雑記

つまり、小島アジコさんは、決して他人の言葉、他人の評価を大事にしていない訳ではないのですね。

  1. 自分の感性、自分の中で消化した結果としての言葉を自分が語ること
  2. 他人の感性、他人の中で消化した結果としての言葉を他人が語ること

こうやって並べてみれば分かりますが、それぞれにそれぞれの中を通して出ている言葉である以上、一定以上珍重すべきであるということでしょう。勿論、自分の中を通した感想こそが自分の中の至上であり、他人のそれは自分にとってはあくまで参考ないしは刺激元であるという意味では、自分の感想>>>>他人の感想といった優位性は揺るぎません。

しかし、これを自分でもなく観測対象である他者でもなく、その他の第三者が見た場合は件の二者の間にはそれだけでは優劣の差はありません。勿論、二者が持つ外的な属性(例えば知名度であるとか)、論理構成の優劣であるとかの差はありますが、腹おちしたものかどうかという条件では変わりません。

自分は9割がたほどのホットエントリーを面白いとは思っていない

自分はなんだかんだ色々とWeb上の読み物やニュースは色々と目を通している方だと思います。

しかし、ごく最近まではてなブックマークのホットエントリーを目にすることはしませんでした。というのも、自分はあまりホットエントリーを必ずしも面白いとは思っていないためです。凄くブックマーク数があるようなものでも、その中で自分の琴線に触れるものはごく一部だけです。

全部が全部興味が無い訳ではありません。ごく一部は気に入って凄く面白いと思って関連のドキュメントを発掘したり、情報元をどんどん遡っていったりもします。ただ、その一方でタイトルを見てもピクリとも心に届かないし、実際に読んでみても何の感慨も湧かなかったり、そもそも何を書いているのか何を面白いと思えば良いのか分からないというものが沢山あります。

小島さんのエントリにある「面白い作品、面白くない作品はどうやって決まるかの図解」を見て「ああ、なるほど。こういうことか」と腑に落ちました。そういう意味で傑作かどうかを周りの評価で判断する愚かしさ - orangestarの雑記は数少ない自分が面白いと思ったホットエントリの一つでした。

  • 自分の知識が足りていないから面白くないという場合が多々含まれます
  • 自分の興味範囲が限定されているから面白くないという場合が多々含まれます
  • 他人がどう感じているかより自分にとっての面白さを大事にしているだけで、他の人の面白いに対して根拠なく否定的な訳ではありません。単に自分の中にそれを面白いと感じるだけの素養が無いだけと考えてもらえば良いのかもしれません
  • 一定の興味が集まっている以上、自分が理解できず興味が湧かずとも何がウケているのか要素分析するのに使うことはあります

自分がするはてなブックマークも自分にとっての面白いが中心

これが自分のはてなブックマークです。最近はてなブログで周囲でよく言及するところをブックマークするようになったので、ホットエントリーもそれなりに含まれるようになりました。

しかし、ベースは殆ど自分が普段見ているニュースサイトの記事に対する感想が多く、Twitter経由で流し込んでいる関係もあり自分しかブックマークしていないようなものも多く含んでいます。

個人的にはなんでこんなに面白いものを他の人は興味を持たないのだろうと思うものも沢山あります。日本のニュースメディアや雑誌の記事だとホットエントリーと結果的に被ることも多いのですが、中国、インドや中東、アフリカ、南米、東ヨーロッパの記事になると過疎もいいところです。

国内記事であっても、メジャーどころじゃない媒体であったり、官公庁や大学、シンクタンクのドキュメントであったりすると結構手付かずだったりしますね。

それでも他人がどうあれ自分が面白いと思えば、わしわしブックマークしてはコメントを付けたり調べものの引き出し口として活用しています。

他人の中で腹落ちした結果としての言葉を是非読みたい

さて、ようやく主題です。

自分にとって自分の興味範囲、自分の感想というのはある程度定まったものとして既にあります。その一方で小島さんが触れていたように、自分も自分のそれとは全く別物として他人の感性、他人の中で消化した結果としての言葉は是非読みたいのです。

自分のエントリへの言及やコメントが大好きなのもそれが見たいから

例えば自分のエントリにコメントやブックマークコメントが付くと、それは自分にとって無言のブックマークやはてなスターとは比べ物にならないくらい嬉しいのです。そのことはこのブログ「ぐだぐだわーくす」のAboutページにも書いています。


以下、上から順に大好物です。怖がらず絡んで頂けると嬉しいです。超喜んで小躍りしてしまうくらいです。

  1. 言及
  2. はてなブックマークコメント
  3. コメント
  4. (はてなスター)

具体的な方がテーマを展開しやすいので好きです。自分に無い着想を得られたりするととっても幸せになります。ですので、筆者の反応が欲しい場合は上の方ほど物凄い勢いでむしゃぶりついてくると期待して(覚悟して)いただいて間違いありません
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はてなスターを取り外す決断をしたのも他人の感性、他人の中で消化した結果としての言葉を引き出したいというのが最も大きな理由でした。

他人のブックマークコメントを追いかけてみる

実を言えば、自分が見たいのは自分のエントリへの言及だけでは無いのです。

何かしらその人の魂が入っていると感じられるブックマークコメントを読むと、そのブックマークは自分にとってご馳走になるのです。その内容がポジティブであるかネガティブであるかはあまり関係ありません。

自分の考えと同じかどうかもあまり気にしません。どちらも楽しく読ませてもらっています。同じであれば同じような好みのものを見つけるのに役立ちますし、似たような好みであっても微細に異なる部分が見ていて興味深いです。もし全く違う好みであれば、自分の知らない何かの発見、或いは自分が新しい発想や切り口を得るための刺激になることが期待できます。

やはり、その人の言葉になっているかどうかが大事なのです。

ブックマークコメントより読みたいのは他人の言及エントリ

ブックマークコメントはたった100文字の中に凄く濃度の高い、その人の中身を感じることが多いです。これはTwitterの文字数制約と同じで、文字数が限られているからこそその中で思いを表現しようと工夫し、煮詰めているためでしょう。

しかし、他人の言及エントリの方をもっと沢山読みたいと思っています。それも、特定のテーマに対してどういう思いを持っているか、どう心を動かされたのか、どう伝えたいのか、何故そう思ったのか、何をしたいのかが露になっているようなエントリは自分にとっては宝物です。

勿論、そもそものテーマ選びの段階で自分の琴線に触れるものがあること、何かしら理解に足る何かが含まれていることは最低限必要です。

もし、何の興味も無いことをテーマにしていればそれが億人に興味を持たれていようと自分には目を通すだけ時間の無駄になります。もし、何を書いているのか一点も理解できないような内容でも意味が無いでしょう。その点は妥協できない部分です。

他人の中で腹落ちした結果としての言葉のありかの探索

ただ座して待っていても他人の感性、他人の中で消化した結果としての言葉を得ることは出来ません。

ですので、普段からブログのエントリ上、SNSでの出力、データ収集など自分が思いつく範囲のあらゆる手段を使って、そういった言葉を探しています。まだまだ試行錯誤で手ごたえのあるものは少ないです。しかし、求めねば始まらないことですので、今後も色々と試していきます。

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読み手が書き手の意思に介入することもある - ぐだぐだわーくす」やぜーたさんのコメント、このエントリについたブックマークコメント、その刺激元である「読み手にすれば、書き手の「意思」なんてクソクラエな訳で。 - ちしきよく。」も源流になっているテーマは共通しているものがあると思っています。また、暫くして何か気づきなり刺激があった際、新しいエントリで自分なりの思いを出力してみたいと思っています。

関連と言えば、続編的エントリの「傑作の条件に付いて。または、自分はいかにして、一般的な良作と自分の中の良作を区別するのをやめたか。 - orangestarの雑記」についても別観点で語りたいけど、まだ思考が固まり切っていないのと長くなりすぎるので、いずれ機会を作れれば書きたいです。

コメント多謝です!

他人の中で腹落ちした結果としての言葉を是非読みたい - ぐだぐだわーくす

dacsさんの記事は真面目(!?)なのでわたしのようなおちゃらけ人間はブクマコメつけるの気後れしますがちゃんと面白く読ませてもらってます(^▽^)/

2017/04/30 18:39
b.hatena.ne.jp
有難うございます!どんどん気楽にやってください。自分は嬉しいですよ(*'ω'*)。

薄々自覚はしていたんですが、やはり取っ付きが悪いのでしょうか?ネタが何かしら記事批評とか多いですもんね。言葉遣いも、もっと崩そうかなとも思っていたりしいるのですが、Twitterでやってるレベルだと、初見の人にはきっついし馴れ馴れしいかなと思って自粛しているのです。後、本性丸出しにすると、重度ではないけどライトなアニオタ、漫画オタ(描けないけど読むし見る方。多分Tumblrを見つけると「うわっ」となるんじゃないかしら)なのでそこらへん出していくかどうかもちょっと悩んでいます。