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フリーマーケットって何だ?って色々考えてみた話

よくフリマなんて略されているフリーマーケットだけど、改めて意味は何だろうと問われると案外難しいのです。

自由な市場??

自分としてはフリーなマーケットで自由な市場なんだろうと安直に考えたので、家族に問われてすぐにそのように答えました。しかし、自由って何だろうと何故なにをもう一段階掘り下げるとこれは途端に謎と化すのです。

確かにフリーマーケットに出す商品はこれというカテゴリが限定されているわけではありません。ただ、それがわざわざ「自由」と言うほど自由化と言われるとそうでもない気もします。

単語から離れて考えてみると

そもそもフリーマーケットって何というところから考えると、ご家庭の不要なものを再利用して、あわよくばお金に換えたいみたいな位置付けかなあと思います。一方買う方としては、使い古しではあるものの安く使える物を手に入れられるチャンス。単純に中古市場と言えば中古市場な訳ですが、そのために場所を提供する胴元みたいな存在が寺銭を取らないか格安なイメージがあります。

とはいえ、それの何がフリーなのかと言われるとやはり謎です。

わざわざ自分で意味を考える理由

最初から辞書の助けを借りてしまうのも良いのですけど、一旦は自分の語彙で自分なりに意味合いや定義を出してみることには、意味があると自分は思っています。そうというのも、道具を借りれば誰でも同じような結果を得ることが出来ますが、それがない状況において言葉を組み立てられることが理解だと考えているためです。

借り物の言葉というのは確かに正しいのかも知れないけれど、その場で溜飲を下げたら忘れてしまう軽いものになりがちです。一方、どんなに不細工でも自分なりに苦労して編み出した言葉の定義というのはそれだけで価値があると思うのです。

ここで少し調べてみた

とはいえ、どうもこのままでは据わりが良くないしこれ以上上手い考えが思いつかないので辞書をひいてみました。

結論から言えば、フリーは自由のFreeではなく、虫の蚤(ノミ)を意味するFreaでした。


いわゆる「フリーマーケット」のルーツは、元来フランス各地で行われていた「蚤の市(Flea Market)」です。
「ものは、使える限り大切に」という、省資源・省エネルギーの思想と、環境保全まで含めた考え方で、不用品や再生が可能なものを公園や広場に持ち寄って売買・交換し再利用を図る市民レベルの知恵として各地に広がりました。
フリーマーケットとは | 日本フリーマーケット協会

しかし、それでは何故蚤かというとこれがまた確たる由縁があるようでありません。

一説には、「蚤がぴょんぴょん出るような古い物を取り扱う市場だから」「売り手がノミのように湧き出して市場を形成するから」というのもあるのですが、ピンと来ない感じです。(実際、このへんは定かではないようです)

まあ、フリーマーケットを自由とするのもあながち見当違いの間違いという訳でも無いようで面目は保てました。


日本フリーマーケット協会では、本来「蚤の市」と訳される「Flea Market」を日本で開催するにあたり、誰もが気軽に参加出来るように親しみをこめて『Free Market』とし、独自性・エンターテイメント性を提案していくため、商標登録・サービスマーク等の登録を行っています。

でも、最初は蚤の市も、こっちの「鑿(道具としてのノミ)」と勘違いしていたということをこっそり書いておきます。