Amazonがえげつないと思うなら自前でなんとかしたら?
ITmediaニュース経由で提携されているニュースサイトでは一斉にこのようなニュースが流れた。これを見て思ったことが幾つかあります。
Amazonがえげつないと思うなら自前でなんとかしたら?
そう。別に購入者にとっては良いことなのだ。購入者にとっては出品者の負担云々に興味が皆無だ。無論、その負担分を売価に転嫁されれば嫌だなあという話になる。実際記事中でもそのように指摘する出品者もいるようだ。
購入者にとってはメリットがあるが、出品商品のポイントの費用は「出品者の負担になる」といい、出品者からは戸惑いの声が出ている。
しかし、購入者はそれでも気にする必要が無い。何故なら、身を切ってでも数を売ろうとして踏ん張る出品者と、単に儲けを確保するために転嫁する「殿様商売」の出品者にきっと分かれるからだ。買うなら前者から購入し、後者は競争に敗北しいずれ退場する。単純に競争力の問題であって、そこに耐えられない弱者は存在する意味が無い。それだけのことだ。
まさかとは思うが結託して全体で値上げ出来るなんて妄想をしているとしたら、お花畑過ぎる。そんな訳あるか?無いよ。それこそ断言できる。結局のところ市場価格をコントロール出来ないし、そこを一意的にAmazonに依存しているだけの売り手がガタガタ言っても負け犬の遠吠え的なものでしかない。
法に頼るなり他のECに頼るなり出来るならすれば良い
そもそもAmazonに頼らないという選択肢が無いと思っているのは出品者自身では無いか?
愚痴を言ったり変なところでクレームをあげたつもりになっている暇があるなら、お上に訴えるなり、他のECサイトに主力を切り替えれば良いのである。もし、その商品がその出品者からしか購入できない魅力的なものであるならそうなったとしても追いかけていって情報を得て購入しようとするだろう。
しかし、現実問題はそれだけの比較優位性が無い商品やサービスだからAmazonに依存するしかないというのが現実なんだろう。Amazonという親亀がこけたら困るのは購入者よりそういう頼りない出品者たち自身だ。ぐだぐだ言う暇があるならもっと売れる物を高く売るとか数を売る算段をするなり、買い手の研究をもっと真剣にやったらどうかと思う。それもせずに口を開けて待っているだけというのが何とも皮肉な光景だと私は思う。