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疲れたときはとにかく疲れないようにすることが大事

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ネガティブケイパビリティについて

yutoma233.hatenablog.com
おのさんのTwitterのつぶやきで初めて知った言葉「ネガティブケイパビリティ」について思ったことをつらつら書いてみます。

おのさんは記事の頭の方で簡単にいえば自分の悩みをスッキリ解決できる、すぐに得られる答えを求める能力がポジティブ、逆に解決しない答えを抱えていても持ちこたえていくことが出来る能力がネガティブ、ということなのだろうとご自分なりの理解を書かれていました。

自分がこの単語を見たときに思ったのは、何でこの単語を作った人はこんなに汎用的な意味を絞り込みにくい言葉を使ったのかという明後日な方向でした。CapabilityはCapacity or Abilityつまり、「力量、能力」或いは「必要十分な」「資格」あたりなので一見Abilityとほぼ同義に見えます。ただ、Capacityを許容量とし、その能力、つまり許容範囲、許容能力の流れで持ちこたえるという言葉を選んだのかなあと考えました。ConfrontやReistのように積極的対抗的な防御姿勢というよりは「ダメージを受けつつ受け流して何とか持ちこたえる、やりすごす」。ただ、それならwithstandの方がより具体的かもしれませんね。

実際、日本語にすると訳語が定められないみたいで藤本周一氏の論文「John Keats : “Negative Capability” の「訳語」をめぐる概念の検証」を読むと、自分と同じような観点でアプローチをかけていてとても面白く読むことが出来ました。

疲れたときはとにかく疲れないようにすることが大事

翻って私の昨年の夏以降今年の5月くらいまでは、とても個人的にしんどい時間でした。とにかく疲れてしまったのです。一言で言えば、モラルハラスメントの対象にされ、それを自覚的に解決しようとするまでにかなりの時間消費と精神的な疲弊を余儀なくされました。

人によってCapabilityは違うと思いますが、自分はあまりにそういった悪意に無頓着だったし、そもそも自分がそういう被害に遭っているということに気づけなかったのです。そのため許容も何もあったものではなく、ただただ自責の念と無力感を植え付けられ、元気が無くなっていきました。今は振り返ることも出来ますが、最悪の精神状態の時は「自分が生きているのはきっと迷惑なのだろう」「このまま死んでしまえば楽になることが出来る」などということばかり考えるようになりました。

幸い自分には支えてくれる家族もいましたし、職場を変えることで環境を一新出来る幸運が巡ってきたこともあり、振り返られる程度には回復してきました。完全に復調したかどうかは自分では分かりません。

ただ、その拙く藻掻いた期間に得た物の一つが、疲れたときはともかく疲れないようにすること、結論を急いでつけて自分を追い詰めないことはとても大事ということです。

おのさんが結論づけようとしたお話しとは全く違う「脇からちょっと咬み」みたいなからみ方で恐縮なのですが、今胸にあることを書き残しておきたいとと思い、このように出力してみました。

ネットでは古典的ですが「スルー力」が超大事

ネットでは「スルー力」という言葉が昔からよく口にされていますが、実践するとなると「どうしたものか?」と首を傾げちゃうことありますよね。とってもとっても辛いとき、あえて目の前の危機に対して鈍感になってみるというのもネガティブケイパビリティの有効な手法だと思います。この本を読むことがあなたの助けになると嬉しいです。