Publish while resting-ぐだぐだわーくす

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初めて立ちゴケしてしまったブロガーの君へ

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こんにちは、DACです。

今日は柄でもないことをお手紙風に書いてしまいます。宛先は特定の誰かではなく、その時々落ち込んだ方宛です。

最近の互い違いの陽気と寒気にやられて風邪をひいたから、ちょっと普通と違うのかもしれません。ただまあ、こういうときでしかこっ恥ずかしくて書けないとも思いますので…。*1

初めて立ちゴケしてしまったブロガーの君へ

お疲れ様です。普段からブログの更新、日々の生活でお忙しいことと思います。最近どうもお疲れのようですね。何やら筆が進まないということを書かれていて、少し気になりました。

ブログに限ったことではないのですが、オンラインでの活動というのは楽しいですよね。特に始めたばかりであるとか、思ったようにエントリを書いて閲覧数や収益などで手応えを感じるようになってくると尚更だと思います。

でも、時にふとしたきっかけで上手く行かなくなってしまうことがあります。

  • 例えば、楽しくブログを公開していたら、ある日いきなりブックマークコメントで「互助会乙」と言われてビックリしてしまう
  • 例えば、書くための材料が尽きてしまって、何を書いたら良いのか少しも思いつかない
  • 例えば、ある日いきなり検索エンジンでの掲載順位が下がって閲覧量が激減してしまう
  • 例えば、いくら一生懸命沢山エントリを書いても誰もアクセスしてくれない

挙げればキリがありませんが、フと気づくとそれまでの日常とは似て異なる感じになってしまったりします。あれだけ楽しくて、いくらでも書くことが湧いてきたのに…。書けば書くほど見てもらえるようになっていって更に先に行けると思っていたのに…。

凄く分かります。分かるのですが、どうかあまり気を落とされないようにしてください。

ブログの運営は二輪車の運転に似ている

初めての運転

二輪車、自転車やオートバイを思い浮かべて下さい。ブログの運営って例えるなら、二輪車の運転に似ています。

二輪車って、最初に運転を覚えた時怖かったと思います。自転車だったら、大人の運転する自転車の子ども席に乗ったり補助輪付きで始めて、補助輪を外した時は親御さんがついて乗れるまで練習したりします。最初は上手くいかないのですが、コツを掴んで一人で乗れるようになると凄く嬉しくて達成感があったと思います。子ども席や補助輪付きでは味わえない格別の味わいです。

ブログもそっくりで、最初は誰も来ないのが普通ですけど、はてなのようなブログサービスだと外部的にも内部的にも紐付けがされやすいです。さながら補助輪や親御さんの備えがあるような感じで始まっていずれは自分で走るようになります。

初めての立ちゴケ

ただ、悪いところも似ています。二輪車が走り続けていないと安定しないように、ブログも動いていないと安定しません。それに接地している部分が少ないので盤石の安定ではなく何かがあればすぐコケてしまいます。そこまで行かなくても停車したり停車後再度運転しようとしたら立ちゴケしたりします。ブログも同じでちょっとしたことが、身動きできなくなるきっかけになるのです。 

なかなか難しいのは走っている時は二輪車は思うように動くのですけれど、一旦止まると機体の重さにビックリします。コケたことが初めてだと機体を立て直すのも簡単ではありません。近くに一緒に手助け出来る人がいるなら良いですけれどそうも上手く行きません。

同じブロガー仲間も優しい声、励ましはかけてはくれますが、彼ら自身二輪車に乗って走っていますから立ちゴケ自体に手助けは出来ません。

ブログの立ちゴケは自分でどうにかするしかない

身も蓋もないことを書きますが、ブログの立ちゴケはコケてしまった自分でどうにかするしかありません。他の人がどうこう出来ることは何も無いのです。

僕がオススメするのは以下の処し方です。

あまり重く受け止めないこと

まず第一に、そのことをあまり重く受け止めないで下さい。意外とどうとでもなることなのです。

例えば、一生懸命無理に書くのも一つの手です。たくさん書いていたらコケたときと同じようにフとしたキッカケでコツを思い出す瞬間がもしかしたら訪れるかもしれません。

例えば、書くのが辛ければしばらくお休みするのも手です。確かにそれまで育ててきたブログが動かなくなることは悔しいし悲しいでしょうけれど、再開する気になるまで待っても立て直すことは出来ます。

むしろ心配なのは重く受け止めて自分を責めたり、より疲れてしまうことです。

ブログを運営していて何が楽しかったのか考えてみる

普段運営していて調子が良い時はあまり正面切って考えないことですけれど、ブログを運営していて何が楽しかったのか考えてみるのも効果的です。

初めて自分以外の閲覧者が現れた時、初めてスターを貰った時、読者登録をしてもらった時、コメントを貰った時、はてなブックマークが付けられた時、バズった時、収益が出た時、検索エンジンで上位に入り有意な流入が確認できた時、寄稿依頼が会った時。色々あると思います。

それぞれに楽しかったでしょうし、やりがいもあったでしょう。でも、曖昧にじゃなくて、その中のどれかにフォーカスして嬉しかったことを上から数えてみたりすると、意外と「あ、こんなこともあったっけ?」ということも思い出すのではないでしょうか?

その大事な何かが思い出せるなら、自分の中に何かブログを続けたり楽しみを見つける軸があると言うことです。大事に少しづつ育ててみてください。

Twitterなど出力が楽なことをしてみる

ブログは無理でもTwitterみたいな短文で頭に思い浮かんだことをどんどん書いてみるのも手です。そうやって書き出していると、Twitterの140文字や機能では物足りないと思うことが出てくるかもしれません。

140文字のつぶやきで7-8つぶやき、もっと少ない文字数でも10-15つぶやきで1000文字は超えます。どうしても伝えたいこと、書き残しておきたいことならばブログに書きたくなります。もし、そうでないならどんどんTwitterで書き流すのも良いでしょう。

Twitterもある程度やれば分かりますが、自分には価値がないと思うような一瞬の書き散らしが凄くウケて求められることも多々あります。何に価値があるかなんてあまり自分では分からないものです。書いて公開してからどうするか考えるような手順でも誰も困りはしませんよ。

他の楽しみを見つける

こう書くと負け犬みたいで嫌だと思うかもしれません。それは大きな思い違いをしています。他の楽しみを見つけるということはブログに限らずリスクヘッジになります。あちらが駄目ならこちらがあるさ。それくらい選択できる逃げ道がある方が気楽じゃないですか?

それとです。色々と興味を持つということはネタが増えるということです。ある日いきなりブログを書きたいと思った時、書くことがどんどん浮かんでくるようになるかもしれません。

手離れしてもブログは残る

これ実は凄く大事なことです。ブログって静的情報です。自分かサービス提供者が消さない限り、いつでも誰でも見ることが出来ます。メンテしていなくても見られる時は見られます。利用者もいます。

ブログオーナーがブログの存在すら忘れた時、いきなりメールやTwitterで通知が来ることがあります。「助かりました」「有難う」といったポジティブな反応が多いです。今は2017年ですが、自分のところには2007年とか10年以上前の記事でもそういった反応が来ることが度々あります。そんな古いいい加減な書き物で申し訳ないと思いつつも嬉しいものです。そういう意図せぬ繋がりも背中を押してくれたりします。

終わりに

結局のところ、自分でなんとかしようね…という酷薄な言葉に聞こえてしまうのかもしれません。或いは、ろくに言葉を交わしたこともないのに気持ち悪いとか、長く活動しているからと言って凄く上からで偉そうだとお怒りになるのかもしれません。

でも、このエントリは自分なりに君へのエールのつもりで書きました。

もし、疲れてどうしようもなくなった時読み返してみて下さい。自分は実質20年近くオンライン活動をしています。その中では出力が出来ずに1年半くらいネットに全く触れなかったこともあります。こけたことも一回や二回ではありません。ですけど、ネットで一回でも楽しい思い出を持った人ってそう簡単に縁を切れないものなんです。*2

勿論、一期一会となった縁も沢山沢山ありますけれど、あまり重くは考えていません。その人はその人なりにきっと楽しくやっているだろうと信じていますし、大事なことは自分は自分なりに楽しみを見つけてここにいることだからです。

老婆心ながら自分の思いをぐだぐだと書き連ねましたが、どうか自分なりの正解を見つけられるよう祈っています。

*1:素になった時、この件でからかうのはご勘弁を。消したりはしませんが年甲斐もなく青臭すぎて赤面してしまうと思うので

*2:ある意味、呪縛と捉えても差し支えない