初音ミク生誕10周年の千葉市コラボに思うこと
こんにちは、DACです。
今日は、初音ミクのお話をしましょう。と言ってもそんなディープな話ではなくちょろっとした話です。
8/31は初音ミクの誕生日
ご存じ初音 ミク(はつね ミク、Hatsune Miku)は、クリプトン・フューチャー・メディアから発売されている音声合成・デスクトップミュージック (DTM) 用のボーカル音源、およびそのキャラクター
です。最初の発売が2007/8/31ですから誕生日が8/31、今年でとうとう10年の大台になります。
凄いですね。ドッグイヤーという言葉自体すら風化するくらい何事も飽きられやすく製造物もサービスも生まれた直後には陳腐化し消えていく世の中です。そこで10年生き残るだけでは無く、存在感を誇示し今後もまだ成長していく力を持っているのです。非常に珍しい力溢れるコンテンツだと思います。
存在そのものを愛し大事にしている方々には「コンテンツ」なんて表現も「違う!」と怒られてしまいそうです。
言い換えましょう。彼女こそ夢現(ゆめうつつ)に自由自在に出入りできる歌姫、ディーヴァとして一個の確立した存在、人にして人にあらず的といった感じなのかもしれませんね。
千葉市は8/31限定で市章を初音ミクにする!
そうなのです。千葉市はこの初音ミクの誕生日に市章を初音ミクにするのです。
「え、どゆこと?」という反応はごもっともです。ですが、絵を見ればすぐ納得が出来ると思います。これが千葉市のホームページで拡大表示したのが千葉市の市章です。
狙ったんじゃ無いかというくらい初音ミクの外形に似ているというのは昔からネット上で話題に挙がっていました。なんと、それを受けて千葉市がクリプトン・フューチャー・メディアとコラボレーションすることにしたのです。結果どういう物になるかというと、これです。
もう少し大きいのにしましょうか?こうです。
可愛いです!(*‘ω‘ *)。
これ8/31木曜日限定なのです!正確には同日の午前9時から午後9時までの12時間だけ、たった半日だけです。
事前にこうやって見ることが出来ますけど、是非当日自分の目で千葉市のホームページを見たいですね。お見逃し無く!!
9/1と9/2、9/3はコラボデザイン缶バッジ・クリアフォルダ配布
後夜祭みたいなものでしょうか?千葉市は初音ミクを応援する一環で、9/1と9/2はコラボデザイン缶バッジ・クリアフォルダ配布をします。
この日このときの限定グッズで先着での入手です。特に数が限定されるので気になる人は頑張って下さいね(*‘ω‘ *)。
日 時
9月1日(金曜日)12時から18時まで
9月2日(土曜日)・3日(日曜日)10時から18時まで
場所
幕張メッセ国際展示場1・2ホール「マジカルミライ2017」企画展 企業ブースエリア内千葉市ブース
magicalmirai.com
入手法
行くだけじゃ駄目です。
缶バッジ
千葉シティ5BEACH観光PR大使(外部サイトへリンク)のSNS(Instagram、Facebook)のフォロー画面を見せることで各日先着3,000名、計9,000名まで貰えます。
クリアフォルダ
「千葉あそび」のアプリをダウンロードした人に各日先着150名、計450名まで貰えます。
初音ミク生誕10周年の千葉市コラボに思うこと
行政がこういうことをやるようになるというのは昔は思いもしませんでした。でも、外務省が海外安全のためにゴルゴ13とコラボしたりというのもありますし、ここ10年くらいを見ているとそういうくだけたアプローチでの情報共有や地域の盛り上げという試みが少しづつ好意的に捉えられる素地は出来てきた気がします。
ただ、この手の話には難しい部分が含まれているとも思います。今日の朝日新聞朝刊には自民党の新潟県連が啓蒙ポスターとしてHIPHOPを使ったことで物議を醸した事への考察記事が載っていました。
記事中音楽の無謬性、思想や政治とは縁の無い無垢な存在としての音楽を求める人、反体制としてのHIPHOPとしたい人、政治も音楽も人の営みであるとする人、様々な意見が入り乱れミックスされていました。結論はありません。でも、考えさせるところはありました。
ファンの物とされるものクリエーターのものとされるもの、庶民の物とされるものに行政が手をつけるというのは時に衝突を時に喝采を生むのです。それをもう少し真面目に考えた方が良いかなと思ったのです。自分は比較的政治も音楽も人の営みである、地続きであるという考えを持つ人間ですが、それによって汚されたという感情も理解出来るのです。
今回のテーマとした初音ミクは恐らく成功するでしょうが、人によっては「それでもやだ」という方もいらっしゃるかもしれません。
難しいとは思いますが「難しいよね」で終わらせるのでは無く、前向きに色んなコラボが出来るようにするにはどうあればいいか、あなたも考えてみてください。自分も考えます。