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防災の日間近!楽しみつつ体験学習・色んな防災訓練があるよ

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こんにちは、DACです。

今回は防災訓練周りのお話しを一つしましょう。

9/1は防災の日です

毎年9/1防災の日が近づくと、それぞれの地元の消防団や町内会の協賛で避難訓練が実施されることが多いです。

小生の住んでいる場所はまだ少し先なんですけど、今日はサキさんが体験されたということで「災害訓練に参加して心肺蘇生法とAEDを習ってきたので箇条書きでまとめました - あれこれやそれこれ」エントリを書かれています。心肺蘇生法やAEDの実演はとても大事です。知識として知っておくという意味ではエントリの要点に目を通すと良いでしょう。イマドキのAEDは非常に分かりやすくなっていて、手順は図入りで記載されていますし、音声ガイドも再現されます。

ただ、この手のことは実物があって、シチュエーションが無いと想像では埋め切れないポイントが多々あります。手順の中で忘れないよう手続き記憶として頭より身体に覚えさせるのが実践的です。起震車や放水もデモンストレーションの向きが強いですが、実物を見て感じておくことはとても大事です。

我が家では、何故か子どもが炊き出し実習の成果物のアルファ米のわかめご飯目当てで生きたがります。ですので、何か別都合が入らない限りは毎年出席します。年一回なので無論それがすぐさま身につくわけでも無いのですが、いざというとき少しでも知ってる知らないの差は大きい気がします。

国土交通省「防災ポータル」設置

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で会場等に来訪される方が、首都圏で起こりうる災害に関する情報や、もしものときに役立つ防災情報を入手することができる災害情報ポータルサイトです。国土交通省では2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けて、総力をあげて取り組んでいます。」とのことで8/27に設置されました。

被害状況の想定や避難所の検索や交通情報といった従来は各省庁や東京都などが個別に発信していた75のサイトをまとめたものです。

「今から知っておくべき情報」と「災害時に見るべき情報」と大きく二分類し、それぞれに下位項目10項目を配した以下のような構成をしています。

  • 今から知っておくべき情報
    • 被害想定:(下位6サイト)首都圏で起こりうる自然災害について、想定される被害状況やハザードマップ等を見ることができます。
    • 身の守り方:(下位18サイト)災害の基礎知識や、災害時に身を守るための知識を見ることができます。
    • 路線情報:(下位4サイト)都内近郊の路線図を見ることができます。
    • 身の守り方:(下位13サイト)国土交通省をはじめ、行政が取り組む災害対策などの情報を見ることができます。
  • 災害時に見るべき情報
    • 被害状況:(下位14サイト)リアルタイム情報や速報等により、災害発生後、いち早く被害の状況を調べることができます
    • 気象状況:(下位4サイト)気象庁による気象情報のほか、国土交通省・東京都による雨量や放射線測定結果などを調べることができます。
    • 逃げるための情報:(下位2サイト)避難所等の防災施設を検索できます。
    • 交通状況:(下位10サイト)通行可能な道路情報や交通規制などの道路交通情報をはじめ、鉄道・航空各社の情報を調べることができます
    • 被災者支援情報:(下位6サイト)被災企業の経営サポート、避難所や防災センターの基礎知識、行政の防災情報、防災施設を検索できる防災マップを見ることができます。
    • 安否情報:(下位3サイト)災害用伝言サービスや安否情報検索サービスから、知人の安否情報を調べることができます。

75サイトのうち29サイトが英語、中国語、韓国語での利用が可能とされています。今後更に未対応サイトへの対応も進めていくとのことです。

個人的にはオリンピックだからと言う名目が無きゃやらないのか…という取り組み姿勢に対する不満はあるのですが、せっかく集約して貰ったなら使わないと勿体ないとも思うのです。オリンピック用に急に作ったり補修している施設と同様、オリンピック終了後「もうやーめた!要ーらない!!」とか投げ出したりせず、以降は国民のためにきっちり持続的な活用を想定して欲しいと切に願います。

変わった防災訓練や災害時のための取り組み

一般に行われる消防訓練は、学校などの最寄りの災害時指定避難場所である程度スペースを確保できる場所で近隣住民対象とするか、会社の事務所のあるビルや区画単位で実施するかが多いです。

でも、変わったシチュエーションのものも実施されているようです。

県警察、県消防隊音楽隊主催のコンサートでの防災訓練

各県警察や消防隊の中にはコンサートを開く音楽隊が結成されているところがあります。そのコンサートの途中で地震が起きた前提での防災訓練が行われているとのことです。

例えば、以下は来る9/24横浜市消防隊実施の訓練の開催通知です。

埼玉県警音楽隊は8/11日に草加文化会館ホールで同様の防災訓練を行いました。

日経の記事ではこのように紹介されています。


訓練は事前に観客に通知済みだが、地震発生のタイミングは伏せたまま公演を始め、とっさの対応力を磨いてもらう。地元消防による講評を挟んでコンサートは再開。参加者は全10曲の演奏を満喫した。

家族4人で最前列に座っていた同市の専門学校教員、東海林孝さん(54)は「まさか1曲目の直後に起きるとは」と驚いた様子。「消防の専門家の指導も受けられ、良い経験になった」と話した。山崎大樹館長は「施設は大勢の観客の命を一時的に預かる立場。スタッフにとっても訓練の意義は大きい」と話す。
大抵の防災訓練は「地震です!」と言い出すタイミングがわかりきっていて緊張感に欠けたりしますが、こういうアプローチがあっても良いと思います。ちゃんとコンサートが再開されて全部聴けるのも凄いですね(*‘ω‘ *)。

ペット同行の防災訓練

避難時の犬の取り扱い方、他の被災者や避難者に迷惑をかけないようにどうペットをしつけておくかの指南も行ったりする場合があるようです。

トイレはとっても大事という観点


いざというときに大事なトイレを確保するための先行投資の企画。

防災ガール

防災が当たり前の世の中を作るという観点で全国から意志ある20〜30代の若者100名以上が共感し、集まり商品開発や提言を行う活動を継続しているとのことです。2015年に一般社団法人化していて、色々とイベントの開催も活発に行っている模様です。観点が従来の消防隊のものとはまた違うので目を通すと発見がありそうですね。

上記は女子視点が濃いものを選びましたが、連載コラム群は非常に面白く勉強になる内容が多いのでオススメです!是非目を通してみて下さい。

シェイクアウト

これもとても理に適っている訓練です。


地震が発生した時に、あなたはどこにいるかわかりません。家、職場、学校または旅行中かもしれません。
その時どのように行動するかによって、次の地震が発生した後の私たちの人生を大きく左右します。あなたはケガすることなく、早期復旧に取りかかる準備はできていますか?
シェイクアウトは、地震の際の安全確保行動1-2-3「まず低く、頭を守り、動かない」を身につける機会です。
状況に関わらず個人として被災時の行動手順を練習できるのです。自ら主体的に申し込みをし、事前学習をして訓練を行いその後振り返りを行うという、しっかりとしたPDCAサイクルを回したやり方はとても珍しいです。

でも、言われて見れば、「何故そういうやり方をしていないの?」と不思議に思うくらい自然な訓練のやり方です。

終わりに

上記はザアッと風変わりな新しい取り組みを攫ったものです。きっと他にも沢山の取り組みがあります。是非見つけてみて下さい(出来ればお教え下さい)。

どれがベストの防災訓練というものを比較することには意味はありません。いざというときどう動くか、どう安全を確保するか、被災後の行動をどうするか。それが身につけば方法は何だって良いんです。ただ方法は一つとは限らないし、学べば学ぶだけ出来ることが増えます。

いつおこるとも分からない物に準備をするというのはなかなかモチベーションが沸きにくかったり、維持が難しいというのは分かります。小生も同じです。でも、興味本位でもよいので何かしら手を付けた方が良いですよ。面白いとかいうのは不謹慎かも知れません。でも、いいじゃないですかそれでも。少しでも自分を守る武器が手に入るなら儲けものですし、楽しんだ方が絶対身につくと思うのです。

さて、自分も今年も心新たに色々やってみようかしらね(*‘ω‘ *)。