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外務省に質問してみた!!一般ピーポー向け「ゴルゴ13の海外安全対策マニュアル冊子」入手法

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入手方法、入手時期の最新情報は以下のエントリの通りです。本エントリ情報は旧聞となります。

こんにちは!DACです。

今回は、ゴルゴ13による海外安全対策マニュアルについてのお話です。

入手方法、入手時期の最新情報は以下のエントリの通りです。本エントリ情報は旧聞となります。
www.gudaguda.work

最近ゴルゴ13は殺し屋以外も色々請け負っている

ゴルゴ13とは

解説する必要もないくらい高い知名度を持つゴルゴ13ですが、念のため概要的に説明します。

Wikipedia-ゴルゴ13によると、『ゴルゴ13』(ゴルゴサーティーン)は、さいとう・たかをによる日本の漫画。超一流のスナイパー(狙撃手)「ゴルゴ13」ことデューク東郷の活躍を描く劇画である。1968年11月、小学館『ビッグコミック』にて連載中。リイド社の単行本は2016年12月現在184巻を数える。

要は非常に長寿で有名どころの漫画なのです。

デューク東郷とは

漫画ゴルゴ13の主人公の名前である。偽名と推定されるが 多くにおいて自称、他称で使っている。自称で「スナイパー」とされるが、基本は暗殺・謀殺を生業としている暗殺者である。「ゴルゴ13」を自称することはまずないが、暗殺ターゲットや依頼者からは「ゴルゴ13」と畏怖を以て呼ばれる。

「ゴルゴ13」の由来は、「ゴルゴタの丘でイエス・キリストに荊の冠をかぶせて殺した13番目の男」つまり、神に背を向けた、13番目という不吉な数字を背負った男とされている。

男性であるという以外は、生年月日・年齢・国籍・経歴:いずれも不明。

最近のゴルゴ13は日本の官公庁関連の仕事を請け負っている

ゴルゴ13の本業は殺し屋であるが、最近は色々とコラボレーション行っている。

自衛隊岩手地方協力本部

自衛官募集のためのポスターで起用

厚生労働省

脱法ドラッグ(指定薬物)の所持、使用、購入、譲り受けに対する法律施行に合わせた啓蒙ポスター、リーフレットで起用

外務省領事局「海外安全対策マニュアル」コラボとは

前置きが長くなったのですが、今回は数あるゴルゴ13コラボの中でも外務省領事局「海外安全対策マニュアル」コラボについて取り上げます。

どういう経緯で安全対策マニュアルにコラボしたの?

2017年3月22日、岸田外務大臣及びさいとうたかを氏による「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」の対外発表がされました。

  1. 岸田大臣は,さいとう氏の協力を得て在外邦人の安全対策強化のために劇画「ゴルゴ13」を用いた「中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」を外務省ホームページに週1回,計13回掲載することを発表しました。
  2. 岸田大臣からは,(1)昨年7月のダッカ襲撃テロ事件を踏まえ,在外邦人の安全対策強化を指示し,これまで全国各地で安全対策セミナーを開くなど,様々な取組を行ってきたが,新たな切り札として「ゴルゴ13」への協力を依頼した,(2)このマニュアルを全国に配布するなど,日本企業の安全対策を積極的に後押しする,このマニュアルが日本企業の海外安全対策に資することを期待する旨述べました。
  3. これに対し,さいとう氏からは,海外の日本人が犯罪等の被害に遭う危険性が益々高まっているので,日本と海外は違うということを日本人は自覚すべきである旨述べました。

ザックリ言うと「ダッカ襲撃のように、ある時いきなり海外で危機に陥る可能性を当事者に対し認知してほしい。過去にも理解を深める試みはしてきたが、新味を加えて更なる周知・学習による個々人の安全確保を期待する。」というものです。

Webページで公開されたゴルゴ13の「中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」

既に発表通り全13回が公開されています。
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  1. Gマニュアル(第1話)「外務省からの依頼」(PDF) 解説動画(YouTube)
  2. Gマニュアル(第2話)「安全対策は『たびレジ』登録から」(PDF) 解説動画(YouTube)
  3. Gマニュアル(第3話)「必要なことは、全て外務省海外安全情報に」(PDF)解説動画(YouTube)
  4. Gマニュアル(第4話)「ゴルゴからの依頼(熊本特別編)」(PDF)解説動画(YouTube)
  5. Gマニュアル(第5話)「安全対策は情報収集から」(PDF)解説動画(YouTube)
  6. Gマニュアル(第6話)「安全対策はホテルの中でも」(PDF) 解説動画(YouTube)
  7. Gマニュアル(第7話)「安全のための三原則と『自由』の代償」(PDF) 解説動画(YouTube)
  8. Gマニュアル(第8話)「オフィスの安全対策の死角」(PDF) 解説動画(YouTube)
  9. Gマニュアル(第9話)「厩焚けたり……」(PDF) 解説動画(YouTube)
  10. Gマニュアル(第10話)「有事に備えて(Gマニュアルの謎)」(PDF) 解説動画(YouTube)
  11. Gマニュアル(第11話)「不穏な動き」(PDF) 解説動画(YouTube)
  12. Gマニュアル(第12話)「伏せる、逃げる、隠れる」(PDF) 解説動画(YouTube)
  13. Gマニュアル(第13話)「エピローグ」(PDF) 解説動画(YouTube)

一発コラボだけではない最新の動き

日経新聞で2017/6/23付朝刊に「中小向け海外安全対策で「ゴルゴ13」10万冊 外務省が発行」という記事で前述の「中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」冊子化・配布が報道されました。


外務省は海外で仕事をする中小企業向けの安全対策マニュアルを盛り込んだ人気漫画「ゴルゴ13」の単行本を10万冊発行する。30日から成田空港など国際線を扱う空港や全国の商工会議所などで配布する。海外の治安情報「たびレジ」の登録方法などを漫画で解説する。

昨年7月に起きたバングラデシュの武装襲撃事件を受けた邦人向け安全対策の一環。単行本の内容はすでに外務省ホームページで「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」として公開しており、「単行本にして手軽に読めるようにした」(領事局)という。

外務省領事局に直接「中堅・中小企業向け配布について質問してみた

記事を読んだ小生、この冊子がむしょうに欲しくなってしまいました。中身はWebのままなんで良く知ってるけど、手元にあるってことが大事!いつでも読み返せます!

記事だけではイマイチ分からないので、詳細を伺うべく直接外務省領事局に問い合わせをしてみました。以下、質問を見出しとして本文に伺った回答を記載します。

問合せと回答

Q1:ゴルゴ13の冊子は、一般の人でも頂くことは出来ますか?

はい。勿論です。今回の配布は一般の方にも直接頒布することを念頭に置いております。

Q2:空港または全国の商工会議所での配布とのことですが、どちらでも頂けますか?

いいえ。一般の方向けについては空港で配布するものだけです。全国の商工会議所での配布は、その商工会議所に属する中小企業の方のみに向けたものとなります。

Q3:報道では30日ということですから成田空港などに伺えば頂けますか?

報道ではそのようにお伝えしておりますが、申し訳ないのですが実情すぐの配布は難しい状況です。目途として一般の方が手にできる時期は夏の終わりから秋の始めあたりが目安になるかと思います。

Q4:具体的な配布の日付はまだ分かりませんか?是非是非この手に欲しいのです!

有難うございます!そう言っていただけると嬉しいです。ただ、先に申し上げた通り未確定です。極力早くお渡し出来ればと思っております。詳細確定時には外務省 海外安全ホームページまたはたびレジ - 外務省海外旅行登録にてお伝えする見込みです。

Q5:ところで、何でゴルゴ13を海外安全対策マニュアルに起用されたのですか?

……実はこれまでにも問い合わせを頂いております。

  1. なにしろ有名で知名度の高い作品、キャラクタであるということがまずあります
  2. 国際舞台で活躍している人物というのもありますね
Q6:13話で終わりですか?昨今ミンダナオのIS活動他過激派活動は更に活発で最新情報の反映されたりは?

確かに最新状況は色々とあります。ただ、この件で取れる予算は限られていますため、すぐにの最新状況の反映は難しいです。好評を頂いていますので、当面はご要望は承りつつ現状のままになるかと思います。

小生の所感

これはネタではなく、本当に冊子版が欲しいので、どこを調べていつどこに行けば良いのかが分かったのは大きい収穫でした。

知名度と国際性だけという部分を伺って、殺し屋であるという大きなマイナスで誤解を受けがちであることはそもそも企画段階で想定していなかったように感じました。一番重要なのは知名度、社会的にある程度興味を喚起しやすいキャラクタであれば別段ゴルゴ13である必要は無かったように見えます。

ただ、確かに年齢を問わず知られていて、且つ国際活動をしているキャラクタとなるとパッとすぐ代替が思いつきません。特段漫画に詳しい訳でも無い外務省の方が決めるのであれば尚更なのかと思いました。また、先に書いたように先行的に他の省庁でコラボ先として使われているので、然程問題が無かろうと踏んだのではないかとも推察しました。

終わりに

漫画大好きな小生としては、是非これは欲しいです。そのうえ、なんだかんだ言って海外業務もそれなりにあったりするので、近隣まで不穏な状況になると外務省情報は命綱だったりします。

いざことが起こったらもうどうにもならないとは思うのですが、それでもたった一つの判断、一つの習慣づけが運命を分けるということもあるのかもしれません。状況に陥ってからでは既に遅いのです。普段からふざけたことしかやっていないようですが、小生とて命は惜しいのでこういう情報は率先して取り入れ身に着けていきたいと思っています。

この情報が何かしらお役に立てると嬉しいです。