Publish while resting-ぐだぐだわーくす

BLOG that considers the world funny conquest. Worship me (* 'ω' *

もしかして2020年を区切りに道交法違反への処罰は強烈に変わるかもね

f:id:dacs:20181107224653p:plain:w760
こんばんは。あなたは車を普段から運転していますか?

私は二十二年前に愛車を処分して以来、ハンドルを握ったことはありません。運転しないから事故も起こしようが無くゴールド免許をずっと更新している状況です。

普段から自分で車を運転している方に質問です

ところで質問です。あなたが車を運転していて左折または右折をする際、信号は黄色になりそうです。ちょうど渡りそうな位置に歩行者がいて、その人も点滅している信号を見て渡りかけています。あなたは、どういう行動を取りますか?

  1. アクセルを踏み込み加速し、歩行者の前をサッと曲がって通り過ぎる
  2. アクセルを踏み込み加速しつつ、警笛で歩行者に危険を知らせつつ曲がる
  3. 後続車に追突されたり煽られるのが怖いので、仕方なくブレーキをかけられるように意識しながら流れのまま曲がる。
  4. 歩行者が渡る可能性が少しでもあるなら、曲がるのを諦め停車して次の機会を待つ

道交法の定める正解は最後の選択肢ですが、実際は

実際は殆ど全ての人が前の三つを実行している調査結果が出たようです。

まあ、気持ちは分かります。急ぎの用事があったりするんですよね。車といえども数分信号が変わるのを待つなんて苦痛なんですよね。まして、右折となると対向車の隙間をシュッと行かなければきけないですものね。そこでノロノロ歩く歩行者がいたら、きっと邪魔で苛々したりするのかもしれません。



しかし、歩行者からするとこの思考スタイルはとんでもなく怖いですよ。

運転手はちょっとアクセルを踏み込むだけで勢いをつけられる。ただでさえ重量のある自動車が加速したら凶器そのものです。警笛だって気軽に至近距離で鳴らされたら耳がおかしくなりそうなほどな音だし、夜間にパッシングなんかされたら威嚇しているとしか見えないです。

残念ながら、運転手は運転しているときは運転手として快適に過ごせるように個別最適を最優先する傾向があるように思えます。

その結果、究極的には「自分の邪魔をする歩行者なんて邪魔だし、車がやってきて危険なのに渡ろうとするのは危機意識が欠如しているんだろう」「道交法が現実に即していない悪法だから、歩行者優先なんて守る方がバカだ」と信じ込むくらい自己中心的な考え方に至るのです。そうなっちゃうと「バカにつける薬は無い」というか「無敵の人は相手するだけ無駄」と諦めて、歩行者は車が速度を上げて近づいてきたら青でも渡らないという屈辱的な自衛策を取るしか無くなります。

仕方ありません。本当にぶつかったら10mだか20mくらい吹っ飛ばされて死傷したっておかしくないのですし、優先も何もあったものではなくあの世に行くか、この世の地獄の一つを嫌というほど味わうことになるからです。後悔するようなことに蛮勇を発揮しても損しかありません。(職業が当たり屋とかレアな状況は私には分かりませんが、リスクが高すぎる点は変わらないでしょう。)

自動車は物理的に歩行者より強いだけでは無く、色々のしがらみで強い立ち位置にいそう

自動車は、体積、重量、それを動かすことにより更に破壊力を増していきます。物理的に生身の人間など全く話にならないほど強い存在です。アクセルとハンドル操作だけでそんな強力な物を免許さえ持てば誰でも手軽に扱えてしまいます。

しかし、それだけが自動車の強さでは無いと私は思います。トヨタを筆頭に日産、マツダ、ホンダ様々な日本の自動車会社が車体を売り、自動車で移動しやすい環境として自動車道を国に整備させ、随所で自動車会社にとっても国にとっては一生懸命作り上げた金のなる木です。少しでも木の甘い汁を吸えなくなるようなことはなんだかんだ理屈をつけては実現しにくいようになっています。歩行者優先と言いつつも、実際のところは歩行者が危険に晒されようと一切の痛痒を感じないばかりか、運転者にとって都合が良いようにするか、適当に運の悪い運転者個人に責任を擦り付けるかだけです。決して状況を深刻には捉えないし、聞いているふりをしていればそのうち黙るだろうくらいに高を括られているように思います。

そういったバックグラウンドもあり、自動車や自動車の運転者は、どこまでも身勝手な心根を養うようになっていったのでしょう。

もしかして2020年を区切りに道交法違反への処罰は強烈に変わるかもね

こういった状況に対し、変化しうる要素が近くに迫っています。2020年の東京オリンピックのビジターとして期待されている外国人の存在です。国は彼らにインバウンド需要として国に金を落としてくれるカモになってくれると期待しているようですが、実際のところどうなのでしょう。私はそんなに簡単じゃ無いと思いますが、今回の話ではどうでも良いことです。

私が予測しているのは、そういったビジターが横断歩道で歩行者が怖がって渡らないのが当たり前と信じてやまない運転手と遭遇した場合です。恐ろしく悲惨なことになるのではないでしょうか?実際、日本の運転者のモラルの低さは少しづつ海外で共有されつつあります。
www.excite.co.jp
www.excite.co.jp
www.bengo4.com

日本政府観光局(JNTO)では、訪日外国人向けに多言語で電車の乗り方などについて案内しているが、横断歩道を渡る際の注意事項についてはアナウンスしていないという。「今後、注意喚起する予定もない」(担当者)としている。

などと国も状況の悪さを認識せず、何の対処もするつもりは無いそうです。

この体制で事故を起こしたときどうなるか展開を想像しましょう。外国人は日本人の歩行者みたいに泣き寝入りすることは期待できません。事によっては国際問題にして判断と補償を求めてくることになるかもしれません。そうなると今までのように木で鼻を括ったようなこれまでの国内対応のようなことをする訳にはいかなくなります。運転者個人の問題だから国は関係ないと主張するかもしれませんが、そんな理屈が通るわけもありません。

残念ながら、我が国の政府や権力者は長いものに巻かれることにかけては天下一品です。弱い相手には徹底的に強いのですが、例えばアメリカ相手になると靴は舐めるは、お金は貢ぎまくるは、とにかくご機嫌が戻るまではいくらでもへりくだります。その際には迷うこと無くこれまで蜜月だった自動車業界を顧みず強いアメリカのクレームに「仰るとおりでございます!」と籾手で近づき、何人か実行犯スケープゴートとして突き出すことでしょう。その上で脈絡も無く、間違えても外国人に危害を及ぼさないように法律を作り替えるでしょう。

話は全く違うけど、海外からの観光客に大人気の路上カートなんかも心配です。
news.livedoor.com
任天堂の勝訴なんか屁でもないとばかりに相変わらず商売繁盛で生き生きしているようですが、このカート見るからに危険なのです。今のところ死亡事故は見発生らしいのですが、「うえーい!!」だか「Yeah!!」だか喜色満面の状態で大型車に踏み潰されてミンチにされる事案が起きたとき国はどう責任を取るのか気になります。

よく日本のことを自画自賛する人達には信じがたいことでしょうが、我が国日本は経済的に衰退するだけでは無く。モラルハザードと無責任がセットで加速度的広がっています。私個人としては、いい加減そろそろ仕切り直しになると良いですね。できれば被害者が出てしまってから考えるより、まだたいしたことが起きてない間に対処を進めなければ、もしかして2020年を区切りに道交法違反への処罰は強烈に変わるかもと思うのです。